2010年3月、XPモードのアップデートが公開されました。
このアップデートによって、仮想化支援機能(VT)が不要になりました。
では、アップデートの手順を追ってみましょう。
まずはダウンロード。ダウンロードページを見ますと、従来通りに
VirtualPCとXP Modeを導入し、最後にアップデート実施という
手順になることが分かります。
赤枠で囲った部分が、今回のアップデートに関する部分です。
ダウンロードしたモジュールです。
モジュール名：Windows6.1-KB977206-x86.msu
ファイル容量は４MB弱。
では、ファイルを開いてアップデート開始！
インストール中の画面です。
インストールが完了したら、再起動します。
さて、再起動して、XPモードを起動すると、起動の途中で こんなメッセージが出てきました。
VirtualPCのアップデートのお誘いです。
そういえば、何か月も動かしていませんでした。
XPモードの更新をしたから出て来た訳ではないと思いますが．．．
ついでにやってしまいます。
※ちなみに、このダイアログボックスは、XPモードの外です。
（Windows7のデスクトップ上）
「更新」ボタンをクリックすると、XPモードの起動が完了しますが、
XPモード内のCDドライブにアップデートソフトの入った
CD-ROMがマウントされています。
実際にCD-ROMが入っているわけではなく、ISOイメージがマウント
された状態です。
「Setup.exe」を開いてアップデートを開始。
XPモードの中でセットアップソフトが起動しました。
アップデート中の画面です。
完了しました。
XPモードを再起動して、作業は完了です。
【※余談 】
こういうケースはあまりないと思いますが．．．
(1)仮想化支援機能搭載のPCに初期のXPモードを導入済みである。
(2)XPモードが休止状態でアップデートを実施した。
（XPモードを、ウィンドウ右上角の「×」で終了した場合、休止状態です）
(3)アップデート完了後に、BIOSで仮想化支援機能をOFFにしてXPモードを実行した。
上のケースでは、こんなエラーメッセージが出て、XPモードの起動ができません。
このような場合、一旦BIOS設定で仮想化支援機能をONにしてXPモードを起動し、
下の画像に示すように、ウィンドウ上端の [ Ctrl ＋ Alt ＋ Del ] ボタンをクリックして
XPモードを「休止状態ではなく、シャットダウンで終了」させて、その後に
BIOS設定画面で仮想化支援機能をOFFにすれば、XPモードが起動可能となります。
色々試してみましたら、上記の逆でも同じ現象が起こりました。
．．．という事で、結論です。
「XPモードを休止状態で終了した後に、当該PCの仮想化支援機能の
ON/OFFを切替えるとXPモードを復帰させることができない」
ま、これで悩む人は殆どいないでしょうがね．．．/＾＾；
Return